委員会活動

事業計画・委員会活動について

 
 本協会は「臨床試験に参加する被験者の安全性確保」を目的として、本邦における第Ⅰ相臨床試験を含む臨床薬理試験の質の向上、規制当局、日本製薬工業協会等との意見交換、各種学会運営の支援活動、学術活動・教育研修、及び被験者照合システムによる被験者保護を通じ、その役割を担ってきております。
一方、本協会の会員機関の中でも閉院が複数見られるなど、早期臨床試験を取り巻く状況は厳しくなっております。本協会はこのような状況の中で、より質が高く、効率的な試験施行を行うための方策を探っていきたいと考えております。
 
 「被験者照合システム」の適切な運用について、かねてより議論を続けてまいりましたが、臨床試験とそれを取り巻く環境の変化は大きく、大幅な改善と見直しが必要であると感じております。また、照合システムの有用性をさらに広く高めるため、臨試協非加盟機関の調査を継続し、臨試協への加盟を促すことを本年度も重要な活動課題といたします。昨年度検討を行ったVCT社のデータベースについては、協会として採用はせず、むしろnational registry実現の方向を目指すべきであると考えております。また、国際共同試験参加前の日本人第Ⅰ相試験の必要性について、本協会の見解をメディア、学会を通じて発信してきましたが、今後も試験参加者の安全性確保を主眼とした活動を継続して参ります。
本協会自体も事務局委託先を変更し、より効率的な運営を目指しております。
 
 臨床薬理委員会、学術教育委員会、医学ボランティア保護委員会、並びに将来検討委員会とその諮問委員会である臨床試験の安全性向上委員会の各委員会において今年度の活動が立案され、更なる臨床試験の質の向上にかかわる活動を行う事を方針として、2026年度事業計画を以下の通りと致しました。
 
 
 2026年度の事業計画は以下の通りです。 

■臨床薬理委員会

  1. 重篤な有害事象調査の継続
  2. 健康成人バックグラウンドデータの調査継続
  3. 国内臨床薬理試験の活性化及び適正化への取り組み

 

■学術教育委員会

  1. 国内臨床薬理試験の活性化への具体的な取り組み
  2. 来期に向けてアドバンスト講習会、学術講演会のテーマに関する調査・及び講演会開催
  3. 早期臨床試験及び臨床研究の動向調査(臨床薬理委員会共同)

 

■医学ボランティア保護委員会

  1. 医学ボランティア保護委員会開催による意見交換会の継続
  2. 臨試協加盟推進に関わる調査の継続
  3. 臨試協関連施設における休薬期間の調査の継続
  4. 新規加盟機関に対する登録照合システム利用に関するオリエンテーションチームの構築
  5. 新規事務局委託先の業務支援(WGを結成し対応)
  6. 登録照合システム実務者講習会の開催

 

■将来検討委員会

  1. 臨試協の体制・事業に関する提案作成
  2. 諮問機関である臨床試験の安全性向上委員会の提言の承認、施行

 

■臨床試験の安全性向上委員会

  1. VOLRETHICS憲章日本語版作成、公開(医学ボランティア保護委員会共同)
  2. 早期臨床試験に関わる専門職の認定制度の検討